投稿先選定ツール

英語論文の投稿先を選定する際に便利なGlobal Journal Databaseの使い方

2024年3月12日

英語論文を投稿したいのですが、どこに投稿したらいいのか皆目検討がつきません。

何か良い方法はないでしょうか?

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それならGlobal Journal Databaseを活用すると良いですよ。

使い方を説明しますね。

概要

英語論文の投稿先を選定する際には、適切なジャーナルを見つけることが重要です。Global Journal Databaseを活用することで、日本人研究者や学生が自分の研究に最適な国際的な学術誌を見つける手助けをします。

はじめに

英語論文の投稿先を選定することは、研究者や学生にとって非常に重要なプロセスです。

適切なジャーナルを選ぶことは、研究成果が広く認識され、評価されるための鍵となります。

今回、Global Journal Databaseを活用して、英語論文の投稿先を見つけるための戦略的なアプローチを掘り下げていきます。

このデータベースは、世界中の多様な学術誌を網羅しており、研究者や学生が自分の研究分野や興味に最適なジャーナルを探すのに役立ちます。

Global Journal Databaseとは?

Global Journal Databaseは、複数の公開インデックスから集約された包括的なジャーナルリストからジャーナル名、ISSNで検索し、すべてのジャーナルの詳細、メトリック、最近公開された記事を1 か所で取得することができるツールです。

公式サイトはこちら

研究分野の特定

まず、自分の研究分野やテーマに最も適したジャーナルを見つけるためには、研究内容を明確に定義することが重要です。

Global Journal Databaseを使用する際には、アブストラクト or 雑誌名/ISSN or トピックスで関連するジャーナルを絞り込むことができます。

ジャーナルの影響力を理解する

ジャーナルを選ぶ際には、その影響力や権威性も考慮する必要があります。

Impact Factor(インパクトファクター)やその他の評価基準をチェックすることで、研究がどれだけの影響を与える可能性があるかを把握することができます。

IFは学術界ではよく知られたジャーナルの影響力を測る指標の一つですが、研究領域によってはIFの数値が大きく異なるため、その数値だけでジャーナルの質や影響力を評価するのは適切ではありません。

例えば、ジャーナルの読者層を意識することも大切です。自分の研究がどのような読者に読まれることを望んでいるのか、そのジャーナルの読者層が自分の研究目的に合致しているかを考えることも大切です。広い一般読者に向けた研究なのか、特定の専門分野の研究者に向けたものなのか、そのターゲットによって選ぶべきジャーナルは変わってきます。

また、IF以外にも、ジャーナルの影響力を示す指標として引用指標があります。

たとえば、5年インパクトファクター、CiteScore(サイトスコア)、h-index(h指数)などがこれに当たります。

これらの指標は、研究が長期にわたってどの程度引用されているか、また、その学術分野内での影響力をより広い観点から評価するものです。

投稿規定とプロセスの確認

適切なジャーナルを見つけたら、投稿規定や審査プロセスをよく理解することが次のステップです。

Global Journal Databaseでは、各ジャーナルの投稿ガイドラインや審査時間、出版料などの情報が提供されています。

これらの情報を事前に確認することで、論文の準備や投稿プロセスがスムーズに進むようになります。

選定基準

  • 適合性:研究内容がジャーナルの対象分野に合致しているか
  • 影響力:ジャーナルの学術的影響力や認知度
  • アクセシビリティ:オープンアクセスオプションの有無や出版料
  • 速度:審査プロセスの迅速さや出版までの時間
  • サポート:投稿者へのサポート体制やフィードバックの質

Global Journal Databaseの使い方

ここでは、具体的な使用方法を説明します。

非常に簡単に使用することができますので便利です。

Global Journal Databaseを開く

まずは、Global Journal Databaseを開きましょう。

公式サイトはこちら

既にアブストラクトが書き上がっている場合

既にアブストラクトの執筆が完了している場合は、枠の中にコピペします。

そして、研究内容に合ったジャーナルを探すをクリックします。

すると、すぐに候補を挙げてくれます。

オープンアクセスではないものを選ぶ場合は、右上のOpen accessのトグルボタンを選択して切り替えることができます。

その際、オープンアクセスといってもAPC(Article Processing Charge:投稿費)がかからないジャーナルもありますので注意してください。

雑誌名/ISSNで検索する場合

雑誌名で検索することもできます。

今回は、「robotics」で検索してみましょう。

研究内容に合ったジャーナルを探すをクリックします。

すると、雑誌名にroboticsと付くものを表示してくれます。

トピックスで検索する場合

トピックスを設定して検索することもできます。

今回は、roboticsで試してみます。

すると、トピックスとしての候補が表示されます。

自分の内容に合うようにトピックを選択し、研究内容に合ったジャーナルを探すをクリックします。

このように、様々な検索方法で自分の論文にあったジャーナルを探すことができます。

気になるジャーナルが見つかれば

投稿先として気になるジャーナルがあれば、ジャーナル名をクリックします。

すると、詳細な情報が表示されます。

これにより、情報検索にかかる時間をグッと節約することができます。

ぜひ、活用してみてください。

まとめ

英語論文の投稿先を選定する際には、Global Journal Databaseを活用することで、自分の研究に最適なジャーナルを見つけることができます。

研究分野の特定、ジャーナルの影響力の理解、投稿規定とプロセスの確認といったステップを踏むことで、研究成果が世界に広く認識される機会を増やすことが可能です。

これらのポイントを踏まえて、自分の研究を最大限に活かせるジャーナル選びを心がけましょう。

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