英語で論文を書かないといけないのですが英語が苦手です。
文章を校正してくれるツールはないものでしょうか?
それならGrammarlyはどうでしょうか。
概要
英語論文を書く際に、文法や表現のミスを防ぐためには校正ツールの利用が非常に役立ちます。
その中でもGrammarlyは、多くの人々に利用されている優れたツールです。この記事では、Grammarlyの使い方とその利点・欠点について詳しく説明します。
はじめに
Grammarlyは、アメリカの多国籍テクノロジー企業です。
人工知能と自然言語処理を用いたデジタルライティングツールを開発しています。
機械学習とディープラーニングのアルゴリズムを駆使した製品を通して、文法チェック・スペルチェック・盗用検出のためのサービスを提供しています。
Grammarlyの基本的な使い方
Grammarlyの使用を始めるためには、まずインストールとセットアップが必要です。
Grammarlyは、ウェブブラウザ、デスクトップアプリ、モバイルアプリとして利用できます。
今回は、ウェブブラウザ版での始め方を説明していきます。
Grammarlyのサイトを開く
アカウントを作成する
Sign up It's freeをクリックします。
メールアドレスを使ってアカウントを作成するか、GoogleまたはFacebookまたはAppleのアカウントでサインアップすることができます。
どれでも構いませんが、私は他のアカウントと紐つけるのが好きではありませんので、メールアドレスを用いてアカウントを作成しました。
Grammarlyのブラウザ画面
アカウントを作成し、サインアップすると以下のような画面になります。
Grammarlyの基本操作
Grammarlyをセットアップしたら、実際に使用してみましょう。
Grammarlyは、自動的にあなたの文章をチェックし、改善点を提案します。
文章の入力
Newをクリックして文章を入力します(大抵の場合は、文章のコピーアンドペーストでの作成かと思います)。
文章貼り付け時にゴールの確認
校正してほしい文章をペーストすると、ゴールの設定画面が開きます。
今回の文章は、英語論文用ですので、以下のように設定しました。
Domain:Academic
Type:Report
Format:APA
校正する目的に応じてゴールの設定を変更するとよいです。
修正の提案
今回の場合は、スコアが84点と表示されました。
この文章を読みやすくなるように校正の提案をしてくれます。
なお、私はプレミアムプランに契約しているため13の提案が表示されていますが、無料プランの場合は提案数に限りがあります。
提案を採用すると
それでは、提案内容を採用していきたいと思います。
提案に同意する場合は、Acceptを選択します。
文章を読みやすくするための提案もしてくれます。
提案を採用すると、Great job!と表示されました。
どのように変わったかと確認する
デュフフを使って、ビフォーアフターを比較してみます。
Grammarlyを使用するメリット
Grammarlyを利用することで得られる多くの利点があります。
文法チェックの正確性
Grammarlyは高度なAI技術を用いて、正確な文法チェックを行います。
- 文章を入力するたびに、即座に文法、スペル、句読点のエラーを検出します。
- 複雑な文法エラーも見逃さずに指摘してくれます。
- 各エラーについて詳細な説明を提供し、なぜそれがエラーなのかを理解するのに役立ちます。
- 文章の目的に応じて、フォーマルまたはインフォーマルなトーンの提案を受けることができます。
- 学術論文の場合はフォーマルな表現を、カジュアルなメールの場合はインフォーマルな表現を推奨します。
プレミアムプランだけのポイント
Grammarlyのプレミアムプランには、盗作チェック機能も含まれています。
これは、提出する論文が他の文献と類似していないかを確認するのに役立ちます。
「この文章の3%は、夏に訪れたいアメリカの国立公園 " AajKaAkhbaar.com " と一致します。」と表示されました。
プレミアムプランの価格は、年間払いにした場合に1年間で144ドルです(2024年6月5日現在)。
Grammarlyのデメリット
Grammarlyを利用する際に考慮すべきいくつかの欠点もあります。
- 正しい表現でも、文脈を理解せずにエラーとして検出することがあります。
- 専門用語や固有名詞がエラーとして表示されることがあります。
- Grammarlyの無料プランには、一部の機能に制限があります。
- 高度な文体調整や盗作チェックなどの機能はプレミアムプランでのみ利用可能です。
まとめ
Grammarlyは、英語論文やその他の文章を校正するための強力なツールです。
基本的な文法チェックから高度な文体調整、盗作チェックまで、多機能なツールを活用することで、文章の質を大幅に向上させることができます。
ただし、誤検出や無料版の制限などのデメリットも考慮する必要があります。
日常的に利用することで、ライティングスキルの向上にもつながりますので、是非活用してみてください。